mikapen’s diary

アメリカに住んでいます。旅行と読書と音楽が好きです。私のくだらないお話を聞いてください。

時代の変化と小説

本の虫。みかぺんです。

 

最近、東野圭吾さんの新参者シリーズを読み始めました。卒業、眠りの森、どちらかが彼女を殺した。いま、ちょうど3冊読み終わったところです。文字がぎっしり詰まってるし、トリックが難しいけれど、面白いので集中力が途切れることなくスラスラとページをめくれてしまいます。

 

3作目の「どちらかが彼女を殺した」は、犯人を最後まで明かさないって言うオチが良いと思いました。しっかり読むと誰が犯人か分かりますよ〜、自分で推理してくださいね〜、ってなってる。そんで、読者も結局分からなくてネットで調べてる人が多いってところが凄いです。私は佳代子が犯人だと思いましたが…。これから読む人のために、私の推理が当たっていたかどうかは濁しておきます笑

 

それから、約20年前に書かれた本なので、時代を感じる場面もありました。

古い本を読んでると思うのが、電話って本当に進化しましたよね。自分が客として行ってる店に家族から電話がかかってきて店員に取り次いでもらう、なんてシチュエーションは今では考えられません。“赤電話を探そう”ってセリフはもはや添削の必要ありますよね。若者は赤電話を知りません。ドラえもんのひみつ道具が秘密じゃない時代になってきています。昭和や平成の物語は、古文になっていくんですね。なんとなく寂しいです。

 

そして、新参者シリーズがあと5作、私の本棚にあるので、じっくり読んでいきたいと思います。

 

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

 

 

 

みかぺん