コールドスリープしてあげたい
今日も、今読むと面白い本を載せます。みかぺんです。
海堂尊著「モルフェウスの領域」です。
この本の登場人物である佐々木アツシ君という少年は、持病の治療法が見つかるまで冷凍保存されることになり、何年間も歳をとらないまま眠ることになるのですが、今もし私たちの現実世界で人間を冷凍保存できるとしたら、結構有益かと思います。
去年フジテレビで放送された「世にも奇妙な物語」で同様の話があったのも記憶に新しく、間違いなく奇妙な方法ではあるのですが。
でも、もしコロナ感染で重症化した方々を一旦冷凍保存しておけたら、コロナの研究が日々進んでるんだから、助けれる可能性は大いにあるんじゃないかなって、少し待ってたら皆が助かる未来が来るんじゃないかって、期待してしまいます。
今も苦しまれてる方が大勢いらっしゃると思うと、ワクチンや治療薬が一刻も早く完成しますようにと願うばかりです。
そして、このアツシ君ですが、冬眠中に脳内に様々なデータを送り込んでいて、目覚めた後は膨大な知識量を持った天才と化すんですよ。本当にすごい。うらやましい。そんな続編の「アクアマリンの神殿」も面白い本ですよ。
みかぺん
来るべくして来た未来
こんにちは。みかぺんです。
まだまだコロナ情勢が続いていますね。私の住むミシガンでも大流行しており、昨日また自宅禁止令の延長が発令されました。これで2ヶ月もスーパー以外はどこにも行けれません。友達にも会えないし、楽しみにしていた旅行もキャンセルになってしまい、非常に残念な限り。おうちライフも慣れちゃって楽しんでいますが、経済のためにも早く元に戻って欲しいです。
さて今日も私が、今読むと良いなぁと思う本を載せます。
「 高野裕美子著 キメラの繭 」
ウイルスの話です。ある研究社の実験段階で、狂犬病とインフルエンザのウイルスが一つにくっついてしまいます。そのウイルスに感染すると、狂犬病のように人々が狂ってしまいます。そして、その危険なウイルスが、インフルエンザのように次々と感染拡大していって、町中がパニックに陥ります。しかし、あろうことか発生元の研究者は自分のミスだとバレたくなくて隠蔽しようとするのですが、涼子(主人公)が世界平和のためにウイルスの謎を解き、証拠を揃えて、発生源の会社と戦うと言う物語です。
町中がパニックになるあたりが、この本で描かれてる世界がいよいよ現実に来たな、と思います。この本の結末は、空からワクチンをばら撒いて終息していくのですが、2020年の現実世界ではどうやって終息していくのでしょうか。
「キメラの繭」も、カラスが拡散者となっており、「魔女は甦る」と似ています。
みかぺん
もし時間があるのなら。
自宅生活が1ヶ月続いています。 みかぺんです。
今日も、面白かったと思う本を載せます。
辻村深月先生のシリーズです。私は会社の先輩に教えてもらって読んだのですが、本当に素晴らしい内容でした。興奮、恐怖、驚き、など。色んな感情をひっぱり出されて、読み終わったあとしばらくストーリーの中の世界に浸ってしまいます。
それでは、タイトルを言いますね。
1、凍りのクジラ
2、子供たちは夜と遊ぶ
3、僕のメジャースプーン
4、名前探しの放課後
これらの4作品は、同じ町が舞台になっていて、登場人物が交差しているので、上記の順(時系列順)に読んだ方が良いです。一作品ごとに話は完結してるんだけど、一つの本でさりげなく書いてある一節が、他の本の謎解きになってたりなど、秘密の暗号が相互に隠されていて、全部読んだ人にしか分からない面白さが味わえます。辻村先生は本当に天才です。
中には、すごく暗い話があって、怖い描写も多いので、読むのやめたくなっちゃうかもしれないけど、最後まで読んでください。
そして、全部読み終わったら、ネットでネタバレ検索してください。これが面白い。たくさんのブロガーさんが、人物相関図や時系列をまとめて下さっているので、あの場面とあの場面が繋がってたんだね!という答え合わせが楽しめますよ。
みかぺん