年末年始に読んで面白かった小説
ちょっとずつちょっとずつ読んで読んで、また読んで。みかぺんです。
いやぁ、長かった。宮部みゆき著、お江戸シリーズ。
もちろん、時系列通りに
ぼんくら→日暮らし→おまえさん
の順番で読みました。
どれも上・下巻あって、1冊1冊が厚い。
読むだけでこんなに時間がかかったんだから、宮部先生は、さぞかし書くのが大変だったろう、と余計な心配をせずにはいられませんよ。笑。
全6冊を通して、主人公の井筒平四郎の日常生活の中で起こった様々な出来事が描かれているのですが、それが、令和時代の今でも現実に有りそうで無さそうな丁度いい具合で、親しみやすいストーリーでした。そして、江戸時代の情景がありありと頭に浮かぶような描写に、読み始めてすぐに物語の世界観に引き込まれてしまい、最後までどっぷり浸ってしまいました。登場人物も個性豊かで笑えます。美しく聡い『弓の助』と丸暗記の才能をもつ『三太郎』のコンビが私のお気に入りです。どの人にも、欲や悩みや嫉妬そして幸福感があって、みんな一生懸命生きているんだなぁと、ほっこりした気持ちになれました。
江戸時代が舞台ですが、難しい歴史小説ではありません。ただ『〇〇右衛門』とかの古い名前に違和感を持つっていう、難点はそれだけです。(←私だけかな?)
面白かったので、皆さんもぜひお時間があればぜひ読んでみてください。そして、読んだことある方で、お好きな登場人物とかいたらコメントください。
みかぺん
危険な恋愛の行く末。
”不倫”と聞いて思い浮かぶものは何ですか?どうも、みかぺんです。
今日の私のブログテーマは、”不倫”です。今も昔も、芸能ニュースはこの手の話題が多いように感じますし、ちまたの企業内でも誰もが「お噂はかねがね」ってな状況でしょうね。男と女がそろれば必然的に始まってしまうものなのでしょうか?
という流れで「失楽園」について書きます。私は、この登場人物である久木祥一郎と松原凜子の恋こそが、最も奥が深い不倫、不倫の極み、なのだと断定したいです。ただし、決して褒められたものでは無いですけれども。さて、ほんの数ページだけを読むと、ちんけなエロ本にも取れてしまうような、恥ずかしい言葉の数々が並んでおりますが、ただの官能小説ではなく文学小説だと、読めば誰もが判るでしょう。四季折々の情景や古文学を持ち出して趣きを醸すのはもちろん、小説の醍醐味である”愛”と”死”が見事に詰まっております。これこそがノーベル文学賞を取るべき本かと私は考えております。
ネタバレですが、あらすじは、既婚の二人が、知り合って、接近して、体の関係を持ったら相性抜群。そのまま快楽に溺れ、家族の元には帰らず、仕事を辞めて、四六時中ずっと抱き合っている。そして、だんだん二人でいることが幸せすぎて怖くなり始め、自殺をはかる。ですね。
the小説。卓越。
みかぺん
ドラマ半沢直樹が面白い。
本もドラマも大好き。みかぺんです。
タイトルにも書きましたが半沢直樹、面白いです。原作の「ロスジェネの逆襲」の小説は以前読んだことありますが、内容を忘れ気味なので、今回改めてドラマを新鮮な気持ちで見ています。ロスジェネの小説は爽快感がありとっても面白かった印象ががあって、最終回まで期待できるストーリーなのですが。コロナ自粛により放送内容に変更があるとのことで、そこが不安。妥協することなく筋書き通りに作って頂きたい!と願っています。この際「銀翼のイカロス」の内容は次期に回して、今期はロスジェネだけの内容に絞ってじっくりやってくれれば良いのに!!!
さて、このロスジェネ並びに半沢シリーズはお読みになられましたか?そして、最初の数ページで挫折しそうになりませんでしたか?小説が大好きな私でも読みにくくて難しいと感じるので、慣れてない人には無謀な挑戦とも言える本かと思います。理由としては、金融に関する専門用語が多すぎて理解しにくい点と、主語がコロコロ変わる為こんがらがる点です。しっかり最初の数ページを読み、見たことない漢字の羅列でも飛ばさずに読み、登場人物の口調を把握し、頭の中を整理することが鍵となるでしょう。
すごく面白いのでドラマに合わせてぜひ原作も読んでみると良いと思います。
みかぺん