危険な恋愛の行く末。
”不倫”と聞いて思い浮かぶものは何ですか?どうも、みかぺんです。
今日の私のブログテーマは、”不倫”です。今も昔も、芸能ニュースはこの手の話題が多いように感じますし、ちまたの企業内でも誰もが「お噂はかねがね」ってな状況でしょうね。男と女がそろれば必然的に始まってしまうものなのでしょうか?
という流れで「失楽園」について書きます。私は、この登場人物である久木祥一郎と松原凜子の恋こそが、最も奥が深い不倫、不倫の極み、なのだと断定したいです。ただし、決して褒められたものでは無いですけれども。さて、ほんの数ページだけを読むと、ちんけなエロ本にも取れてしまうような、恥ずかしい言葉の数々が並んでおりますが、ただの官能小説ではなく文学小説だと、読めば誰もが判るでしょう。四季折々の情景や古文学を持ち出して趣きを醸すのはもちろん、小説の醍醐味である”愛”と”死”が見事に詰まっております。これこそがノーベル文学賞を取るべき本かと私は考えております。
ネタバレですが、あらすじは、既婚の二人が、知り合って、接近して、体の関係を持ったら相性抜群。そのまま快楽に溺れ、家族の元には帰らず、仕事を辞めて、四六時中ずっと抱き合っている。そして、だんだん二人でいることが幸せすぎて怖くなり始め、自殺をはかる。ですね。
the小説。卓越。
みかぺん